2023年の9月から11月にかけて、この発表が出たようです。
まず、新形式について
新しい形式の詳細はこちら https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
3級から1級までライティングの課題が増え、試験時間などにも微妙に変更があります。
ライティングは要約問題、面接も級によって少し変わるとのことです。
2024年の第1回からこの変更が適用されるということで
私もいろいろと調べたり、実用英検の実施するセミナーに参加したりして情報収集をしていますが、現在ウェブサイトに出ているサンプル問題以上のものはないのが現状です。英検側に要望として出したのは、もうちょっとサンプル問題とかが欲しいなぁということと制限時間が5分延長されても時間が足りない受験者が多いと予想されることなどです。
新形式の内容は少し「えっ」と思うかもしれませんが、英語力の面からすると好ましい変化だと思います。英語の知識をより定着させ、確実なレベル判定をすることを考えると、この改革は歓迎すべきものでしょう。
ただ、今までのように問題集や単語集をやって受かる、というのとは少しプロセスが変わってくるかもしれません。
普段の学習から、読む書く聞くをしっかりやって、長文読解をスムーズにすること、使える語彙力を増やして表現力を身につける必要があるように感じました。
長文読解の取り組み方
長文読解では3級は同じ単語を探して答えを導き出すタイプの生徒さんもいますが、正直なことを言うと、最終的には準2級まではなんとかそれで行けますが、2級からは無理です。2級からは日本の国語の問題のように、長文の内容と設問に書いてある言葉が言い換えられていたりして本文の内容が分からないと答えられません。ですので、初級の頃から(時間がかかっても)テクニックに習わない読解方法を身につけないと英語力が伸びなくなってしまいます。
ライティングの取り組み方
まず、3級・準2級レベルの皆さんは英語には主語→動詞という語順であることを実践する癖をつけましょう。動詞から始めたら命令文になってしまいますね。言いたいことを翻訳するという考えをすて、今言いたいことを頭の中で日本文にする前に、誰がどうした、という形で英語に書いていく(言うのも同じプロセスです)習慣をつける必要があります。
レベルが上がってきたら、「〇〇っていう単語は英語でなんていうんだろう?」といつも考えるのは悪い癖です。初期の頃からそういう考え方をやめていく方が無難です。名詞の場合は概ねそれでも構いませんが、形容詞や動詞などはそれでは解決できないことが多いです。今自分の言いたいことをどんな言い方で表現できるのか、という方向性で考え、語彙を増やしながらいろいろな表現方法を練習しましょう。
EDUCASANでは
初級の頃から長文読解を小学生でも行います。一番初めの初級のクラスでは書くことは単文で始め、半年から一年経ってからはまとまったパラグラフの作文に取り組みます。単語だけで答えず、センテンスで文をいう練習、質問に答える、質問を作る練習を行っているので、
どちらにしても、日々の英語をしっかり勉強している皆さんには、問題のない話です。新しい形式、特にライティングに戸惑うかもしれませんが、レッスン中にもいろいろ思い思いのコメントを英語で書く練習をしていますし、まとまって作文などをする際に、こういう風に言えば良いのかと学ぶ機会もたくさんあるでしょう。日々の積み重ねが合格に直接つながる試験になったということです。
問題集について
ライティング以外の問題については今までと同じ問題なようなので、今までと同じ問題集+αという感じになるかと思います。
ちなみに今の時点で新しい問題集とかは出てないので、おそらく2024年6月の試験の後リリースという感じになるのでは?と私が同業者と話している調査では理解はそんな感じです。
また内容について、何かわかたっら、アップデートいたします。
新しい級について
こちらについても同時期に発表されたものですが、こちらは2025年から実施されるようです。参考⇨https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230929_info_newgrade.pdf
準2級と2級の間にもう一つ、新しい級ができるそうです。
(もしかしたら来年から級の名前が一新されるかもしれませんね)
3級と準2級は皆さん結構一緒に受かったり、あまり練習しなくても合格していた傾向がありました。しかし、2級は難しく、2級からいよいよ本格的な英語の勉強という感じでした。上記の資料にも同じことが書いてありますね。
3級と準2級は近くて、2級までは遠いというイメージでした。実際2級までは合格しにくいけーすが多く、3級と準2級は結構すぐ受かるが、2級までは1年くらい待つ、というイメージでしたので、あながち私の実感は間違っていなかったということでしょう。
どんな名称変更があるのかも、もし名称変更があるなら少し楽しみです。
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